iPhoneの画面が黄色く見えるようになった場合、設定による色温度の調整やディスプレイの故障など複数の原因が考えられます。特にTrueToneやNightShiftの機能をオンにしていると、黄味がかかった画面になることがあるため、まずは設定を確認するのが大切です。
もし設定を見直しても改善されなければ液晶自体の問題の可能性もあり、場合によっては画面交換や修理が必要になります。
本記事では、iPhoneの液晶が黄ばむ原因と対処法、修理の選択肢などを解説します。画面が見づらくなったり色味に違和感を覚えたりしている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhoneはディスプレイ上で色温度や色味を調整する機能が複数搭載されています。誤って設定が有効になっていると、実際には故障していなくても黄ばんだように見えてしまうことがあるため、
まずは以下の4つをチェックしてみましょう。
TrueToneは周囲の照明環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを自動調整する機能です。室内の電球色などが強い環境だと、画面が暖色寄り(黄味がかった色)に変化します。
確認するには「設定」→「画面表示と明るさ」→「TrueTone」をオフにしてみてください。オフにすると一気に白っぽい色に切り替わる場合があり、黄ばみが緩和されるか確認できます。
NightShiftは夜間帯にブルーライトを軽減する機能です。画面の色温度を暖色寄りに変更して目の負担を軽減する狙いがありますが、昼間でもオンになっていると黄ばみが目立つことがあります。
設定を確認するには「設定」→「画面表示と明るさ」→「NightShift」をタップし、「スケジュール」や「手動で明日まで有効」に設定されていないかチェックします。無効にしてみて画面色が戻るかどうかを確認すると良いでしょう。
iPhoneのアクセシビリティ機能には、色覚サポートのために画面全体の色を調整する「カラーフィルター」が存在します。黄味の強いフィルターをオンにしていると、通常とは異なる色味になってしまう場合があります。
確認するには「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「カラーフィルター」をオフにします。
もしオンになっている場合は、具体的なフィルター種別(例:グレイスケール、ブルー/イエローフィルターなど)を確認し、不要な場合はオフにしましょう。
iOSのアクセシビリティ機能で「ホワイトポイントを下げる」を有効にすると、画面の明るい部分を抑え、全体がやや暖色っぽくなることがあります。
設定を確認するには「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「ホワイトポイントを下げる」を確認し、オフにするか、スライダーの数値を低めにして色味の変化を確認してください。
いずれの設定もオフにする前と後で画面の色味の変化が大きい場合は、設定が原因の可能性が高いです。写真やスクリーンショットを比較しながら調整すると分かりやすいでしょう。
前述の設定をすべて確認しても画面の黄ばみが解消されない場合は、物理的な故障や損傷による問題が疑われます。特に落下や圧力などで液晶内部がダメージを受けると、表面上はひび割れがなくても液晶漏れなどが起き、色味に異常をきたすケースがあります。
また、液晶パネル自体の経年劣化や焼き付きを原因とする黄ばみも考えられます。ディスプレイのバックライト部分に異常がある場合もあるため、自己判断で分解や修理を試みるのではなく、専門業者やメーカーに相談するのがおすすめです。
iPhoneを落としたり強い衝撃を受けたりすると、液晶の内部にある液晶素子が破損し、液状部分が漏れ出してしまうことがあります。
画面の一部が黄色や茶色っぽく変色する、シミのような模様が拡大していくなどの症状が出るのが特徴です。 液晶漏れは放置すると症状が悪化し、最終的には画面全体が見えなくなる恐れもあります。
データをバックアップしつつ、早めに修理店やApple正規サービスプロバイダへ持ち込むのが得策です。
液晶焼け(画面焼け)は本来、有機ELディスプレイで起こりやすい現象として知られていますが、長時間同じ画面を表示し続けたり高温環境に置いたりすると、LCDパネルでも似たような症状が起こる場合があります。
特定のアイコンやステータスバーの形がうっすら残るなど、全体的に色むらが生じて黄ばむことがあります。 この画面焼けは修理対応が難しい場合が多く、液晶交換が最終的な対応となることが大半です。
連続使用時間が長すぎると画面焼けのリスクが高まります。対策としては次のようなことが推奨されます。
これらを実践することで、液晶焼けや黄ばみのリスクをある程度軽減できます。
黄ばみが顕著で、設定リセットやTrueToneオフなどを行っても改善しない場合、液晶パネルの不具合と考えられます。内部基板との接触不良やバックライトの故障、液晶漏れが進行した状況では、ディスプレイ交換以外の根本的な解決策はほぼありません。
特にAppleCare+など保証サービスに加入していない場合、正規修理は高額になりがちです。しかし非正規店での修理も、リスクや品質面の問題があるため、メリット・デメリットを理解してから依頼しましょう。
iPhoneの画面修理や液晶交換を検討する際、以下の3つの選択肢を考慮できます。
れぞれ費用や修理時間、保証に違いがあるため、自分の状況に合う方法を選ぶのがポイントです。
家電量販店や商業施設の近辺などにある非正規修理店は、部品在庫があれば即日修理が可能な場合が多いです。価格は正規店に比べ安めに設定されることが多いですが、使用パーツが純正でない可能性やApple公式の保証が適用されなくなるリスクがあります。
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダで修理すると、純正パーツを使用し、公式保証が継続されるため安心感が高いです。ただし、時間や費用がかかるケースもあり、予約状況によっては即日対応が難しい場合があります。
docomo、au、SoftBankなどのキャリアショップでiPhoneを購入した場合、キャリア独自の保証プラン(例:AppleCare Servicesが含まれたもの、携帯補償サービス等)を利用できることがあります。
窓口で受付を行い、修理拠点に送る形になるケースが多いため、数日〜1週間ほどの修理期間を要するかもしれません。
iPhone修理の専門業者として「スマホファクトリー」が挙げられます。高品質な部品を取り扱い、即日修理やデータそのままの対応などが特徴です。
液晶画面の黄ばみやタッチ不良など、幅広いトラブルに迅速対応してくれるのが魅力。最新の営業時間や予約状況、工事や休業に伴う注意点は公式サイトを確認してください。
まとめると、iPhoneの画面が黄色く見える場合、まずはTrueToneやNightShift、カラーフィルターなどの設定を疑いましょう。それらをオフにしても改善が見られないなら、液晶漏れや液晶焼けなど物理的故障の可能性が高いです。
故障が原因の黄ばみであれば、最終的に画面交換が必要となるケースが多いため、信頼できる修理店や正規サポートへ相談してください。修理先は費用や修理時間、保証の有無などを考慮して選ぶのがコツです。
部品品質を重視するなら正規サポート、費用を抑えたいなら非正規店での即日修理、といったようにメリット・デメリットを比較しながら最適な方法を検討しましょう。
iPhone修理ならスマホファクトリーにご相談ください。
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